レッツゴー583・その三。

「身は高野、心は東寺におさめおく」〜という空海さんに思いをはせ
父はお四国遍路結願の折り、高野山〜東寺へ旅のしめくくりをしていたので、私たちもみんなで京都の東寺へレッツラゴン(←超死語)


私は一度、昔、父に連れてきてもらったお寺なんである。


まず、立体曼荼羅の御堂へ入りまして、すぐいらっしゃる持国天(仁王系のお方)を見て、
姪の二歳児のおとちゃんが「ママ!」とさけぶ。
毎回、仁王系の仏像を見ると言うらしい(爆)


あ・・・もう、ここも大好きな御堂ベスト3なんだすよん。
イケメンの帝釈天さんラブっす。


そして、私の大好きな月光菩薩さんのいる東寺金堂へ参りまっせ。


雨上がりに、この御堂全体が、ものすごい圧倒的な気を発して
圧倒的にどっしりとそこにあり。
その存在感に、しばらく姉と大興奮。

そして東寺金堂内へ。


日光菩薩
薬師如来
月光菩薩 〜さんたちが鎮座しています。


薬師如来のご真言はコロコロで可愛いんだぜっ♪
こんにちは♪オンコロコロセンダリマトウギソワカ
あ〜見上げると吸い込まれそうな目・・いっちゃってますだ・・。


そして月光菩薩さん♪
父が亡くなってからはじめて来た時、その月光菩薩さんの足元から
しばらく立ち去りがたい気持ちになりますた。


「父のだだ泣きポイントパート3は確かこの金堂ですぜ」と、
横の姉を見ると、すでにだだ泣き中。
一緒にいる人がだだ泣きですと、こちらはチョロ泣きですみますぜ(爆)


月光菩薩力もハンパなし。


そしてまた,ここから立ち去りがたい姉と私。


ところで、高野山奥の院へ至る参道は
時空を超えて、亡くなった方々の魂を感じることが出来るような場所であり、
今回も、父やご先祖さまたちの魂を感じることができました。
今回は、根本大塔や大伽藍のほうへも家人と足をのばしてみたのだが、
どこの御堂でも東日本震災物故者の霊を慰めるための祈りが掲げられておりました。
もちろん東寺も。


父の七回忌の供養の祈りとともに
東日本で亡くなられた方々の魂も安らかであられますように
小さな祈りかもしれませぬが、わたしもお祈りさせて頂いた次第であります。


ところで
高野山から帰ってきて一週間、ずっと高野山の夢を見ていました。


以下、夢のお話☆


夢の中で、私は自分の体を抜け出して
とにかく行けるところまで行ってみようと飛んでみると、
たくさんの星が輝く宇宙空間にただよっている。
するとその星たちの間を、墨汁のような漆黒の液体が
変形したチューブのような大きな河となって流れていきます。


夢の中で、それらは、たくさんの亡くなった方々の魂の河なんだと直感します。
その漆黒の魂の河は、 上も下も善も悪もなんにもない、なんにもない、なんにもないところに流れていく、
痛みも苦しみもなんにもないところに行くんだよ、っていうことがわかる・・・というような夢でした。


みどり合掌