原みどりwith外山明とギター和尚

2010年10月1日(金) 
酒井俊 九州ツアー「歩くさかなと笑うふくろう」
福岡・博多Gate's7
酒井俊(vo)・林栄一(as)・松島啓之(tp)・青木タイセイ(tb,etc)・太田恵資(vl)
田中信正(p)・船戸博史(b)・外山明(ds)
〜我、ココロの琴線に触れ、鼻水ズビズバンになってしまうスンバらすい歌手・酒井俊さんと、なんとまぁ豪華なメンツのほんと、スンバらしかっライブのオープニング・アクトにて唄わせていたらきますた♪


楽屋/眼鏡が曇った外山氏とギター和尚・清水圓俊氏(臨済宗僧侶 from 福岡県大川市

ところで、父が亡くなってからの三年間、故郷・宇都宮の父宅で過ごしておりますたが、
父の愛した日光連山が見え、父が愛し「夜明けは彼岸の風景なんだよ」と言っていた
鬼怒川の河原で唄の練習をしとりますた。


いつも(この声と唄が、あの世とつながりあえますように)と願いながら唄っておったんよ。
彼岸と此岸ば行ったり来たりできる声になって、私は唄で父に逢いたか〜逢いたか〜っち、と思っとったと。(初級・筑後弁使用)
しかし、そんなことが出来るのは、きっと御経や声明という唄で修行をした、その道のプロの声ぢゃないとダメなんだろうなぁと思うようになりますた(泣)


今年のある日、日本3大キビシ〜禅道場(とそのスジの業界では言われているらしい)
久留米の、それはそれは梅の庭の美しい「梅林寺」にて清水和尚が説法をすることがありますた。
和尚と坊守さま(お寺の奥さんのことだす)に連れていって頂ける事になり、裏口から入りお寺の納所さん(なっしょさんと言うそう)のところでお茶も頂き、完全・寺ミーハーなわたすは大興奮っ(ライブでいうとこのバックステージとでもいいましょか)。
そして、その日の説法の中で、和尚が托鉢の声を披露なさったんだすが、その声にガツンとやられた〜ということがあり、
いつか、我唄う「山中節」の中でセッションをして頂こう・・と、モクロンでおっただすぜ。


そして博多。
「博多の中洲は青春の町ったい」といつも父が言っていた地であり、格別な想いもこみ上げて。
外山エストロ、やっぱすぎょか〜っ(ドラムの概念を完全に超えてるし)
そして、清水和尚の声明&托鉢声にのっからせて頂いて唄った「山中節」は、やっとこ念願の彼の岸に辿り着くことが出来たような気がした瞬間があり、大変ウレシかったのでありますた♪
みどり拝